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フランスのタクシー


  駅とホテルの往復などに便利なタクシー。特に地下鉄や列車の乗り換えでは複雑す
  ぎて難しい場所へ行く時などにはよく使います。
  基本的にはタクシー乗り場から乗るのが一般的。流しのタクシーもありますが、フラン
  スでも「白タク」のようなタクシーも存在するようなので、きちんとしたタクシーに乗る
  ならばタクシー乗り場から乗るのが基本と言えるでしょう。
  もちろんホテルのフロントでもタクシーを呼んでくれます。

     
      パリ市内のタクシー乗り場。青地に白文字で「TAXIS」が目印。

  フランスのタクシーについて
   フランスのタクシーはメーター制なので比較的安心して利用出来ると思います。
   初乗りはだいたいE2.5〜E5.5くらいだと思います(呼出手配の場合には迎車
   手数料が加算されています)。昼間で1kmごとにE0.8くらいの加算。待ち時間・
   渋滞時加算は昼間でE26/1時間くらいです。
   タクシー料金の計算は複雑で、色々な条件で追加料金や特別料金などが発生す
   るようなので、あくまでも料金の目安として下さい(夜間・深夜料金もあります)。
   乗った感じは、メーターもあるので日本のタクシーのような感じ。

   フランスのタクシーは運転が荒くけっこう飛ばします。色々な運転手の中には、
   映画「タクシー」に出てくるタクシーを意識? したような豪快な運転手も存在します
   (私が乗ったタクシーのうち、たまたま一人が本当にかなりヤバイ運転でした・・・。
   猛スピードで飛ばすのは当たり前、無謀な追い越しや割り込み、急ブレーキやクラ
   クションの嵐で、全く言葉が出ないくらいの緊張感がありました・・・)。
   上記のようなドライバーはほんの一部だと思いますが、全体的に運転は荒い傾向
   だと思います。

   また、タクシーの運転手のほとんどがフランス語オンリーで、英語も全く通じない
   事が多い
です。行き先は紙などに「フランス語」で書いた地名や住所を見せるよう
   にして、場所が分かり難い場合には地図を利用して伝えましょう。地図はフランス
   語で書かれた地図を見せ(日本語で書かれた地図は分からない様子)、大きめ
   の地図がよく分かるようです。

   パリ市内は道路がかなり複雑になっていて、大きな通りでも一方通行が多く、近辺
   まで車で行くのにも遠回りをしなくてはいけない場合もあるようです。タクシーに乗
   っていて「あれ?遠回りされている?」と思っても、取り合えず辺りの道路標識を見
   て車の流れを観察してみましょう。

  知っておきたいタクシーの知識
   ・ 基本的には助手席には乗らない(3人なら3人とも後部座席)。
   ・ ドアは手動。待ってても開かないので、自分で開けて乗りましょう〜。
   ・ 大きな荷物は加算料金となるので、清算時に追加計算されます(ひとつの荷物
    で約E1くらいの追加料金)。
   ・ 大きな荷物は運転手がリアカーゴに積載してくれます。
   ・ ココ! という時には「イスィ!(ici!)」。
   ・ 運賃は、出来るだけお釣りの少ないように支払う(あまりにも額面の大きいお札
    を出すと断られます)。

   一部のタクシーには悪質なドライバーもいるようですから・・・。
   ・ メーターの金額とお釣りの計算がおかしい場合にはあきらめずに、言葉が分か
    らなくても「Non!」と言って手のひらを差し出すのも良い方法(荷物などの追加
    料金の加算忘れには注意)。お釣りが返って来ない場合にも同様に・・・。
   ・ 主に空港では「白タク」に注意! タクシーはタクシー乗り場に並んで乗るのが
    鉄則。乗り場にみんな並んでいるのに、自分にだけ誘いかけてくるタクシーは
    絶対に「おかしい」と思う事。

  チップ
   だいたいE1くらいが相場のようですが、実際には払う人も少ないようです。E1くら
   いのお釣りであれば、チップの意味でお釣りを受取らないという方法もあります。
   ちなみに、私は3回ほどタクシーに乗りましたが、いずれもチップを払いませんで
   した(運転が荒いので払う気になれませんでした。チップは「ありがとう」という御礼
   の意味ですよね・・・?)。きちんとお釣りも返ってきましたし ^^



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