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フランス・レイルパス


  フランス・レイルパスは、SNCF(フランス国鉄)が運営する列車に、当日であれば何
  度でも何処までも乗り放題となる便利なパスです。特にフランスを東西南北に周遊さ
  れる観光や、長距離移動の多い観光にはかなりの威力が望めますよ〜!
  レイルパスがあればいちいち切符を購入する手間が省けますし、(TGVは座席予約
  が必要)、混雑時の追加料金や時間帯による追加料金も一切必要ないので、使い
  方によってはとても便利なアイテムになるはずです。
  ちなみに、フランス・レイルパスは日本でしか購入出来ませんので、旅行会社などで
  事前に購入しておくようになります。

     
      フランス・セーバーパス(レイルパスのグループ向けバージョンのパス)。
        パスは3枚あり、2枚目には使用者とパスポート番号などが記載。

  乗り放題となる対象列車
   SNCFのマークが付いた列車は全て乗り放題です。TGVもSNCF運営なのでもち
   ろん乗り放題。RERも一部の区間が乗り放題になります(C線は全線、B線のパ
   リ北駅からシャルル・ド・ゴール空港の区間)。
   但し、乗り放題の対象車両でも予約料金などは別途必要になります。TGVは完
   全予約制なので、予約料金が別途必要
になります。

  レイルパスの機能・特徴
   フランス・レイルパスは3〜9日間の使用日数分を希望して購入します。フランス
   にて実際に使い始める日から1ヵ月間が有効期間となり、有効期間内であれば
   使用日数分の使用日を自由に選ぶことが出来ます
(「〜日間」といっても日数期
   間内というわけではなく、使える日数分の「〜日分」という意味です)。

   例えば、5日間のレイルパスを購入し、6月1日から使い始めた場合には・・・
   6月1日から1ヶ月間がレイルパスの有効期間となり、1日目の使用日は6月1日
   となります。次に、4日後の6月5日にTGVに乗った場合には「6月5日が2日目
   の使用」となり、4日目というカウントにはなりません。
   続けて「6月6日」、「6月10日」、「6月15日」と使用すれば、これで合計が5日間
   の使用となり「レイルパス使用終了!」というわけです。
   ちなみに、未使用のレイルパスの有効期限は6ヶ月以内です(6ヶ月以内に使用
   を開始して下さい)。

  レイルパスの種類、料金など
   ・「フランス・レイルパス」
   基本となるレイルパスです。適用は本人のみのパスで、26歳以上の大人が対象
   となります。パスの料金目安は、大人ひとりで2等の3日間が28,600円、5日間
   が36,900円です。参考までに・・・↓ 
有効日数↓ 1等 2等
3日間 33,600円 28,600円
5日間 43,400円 36,900円
7日間 53,100円 45,300円

   ・「フランス・レイルパス・ユース」
   レイルパスの機能は「フランス・レイルパス」と同じです。適用は本人のみのパスで
   、12〜25歳の方が対象となります。パスの料金目安は、大人ひとりで2等の3日
   間が21,100円、5日間が27,400円です。
   (フランス・レイルパスの約25%くらいの割引)。

   ・「フランス・セーバーパス」
   パスの機能は「フランス・レイルパス」と同じ。2〜5人のグループが同じ車両に乗
   る場合に使えるパス
。パスの料金は、フランス・レイルパスの一人当たりの料金よ
   りも安いので、グループ旅行の場合には大変お得になると思います。パスの料金
   目安は、大人ひとりで2等の3日間が24,600円、5日間が31,500円です。
   (フランス・レイルパスの約15%くらいの割引)。

   ・ パスの料金目安は2007年7月時点の情報です。レイルパスの料金は為替な
    どによって常に変化していますので、最新の料金は旅行会社などでお問い合わ
    せ頂くか旅行会社のホームページなどを参考にされて下さい。
   ・ 4〜11才は子供料金で大人料金の半額(4歳以下は無料)。
   ・ 60歳以上のシニア料金は大人料金の約1割引き。シニア割引は、パスの種類
    や等級によって取扱いの無い場合もあります。

  レイルパスはお得?
   使用日を記入した当日は、対象車両であれば何度乗り換えようが何処まで行こう
   がレイルパス一枚で乗り放題です。例えば、「TGV」 → 「Ter(よく見かけるローカ
   ル列車)」 → 「corail(速達列車)」という乗り方をしても、TGVの予約料金のみで
   後は一切追加料金は発生しません。フランスの旅行中に長距離移動を3回以上
   予定しているならば、フランス・レイルパスを検討してみてはいかがでしょうか?

   かなり単純な計算ですが、1回の列車移動での費用例。
   100km・・・E15。 300km・・・E35。 500km・・・E50くらいが目安かな?

   私の個人的には、1日でE50くらいの列車料金(乗り換えも含む)が5日くらいあ
   れば、5日間のパスで十分お得になるかと思います。フランスを周遊する旅行に
   は必ず用意しておきたいアイテムですね ^^
   参考までに、東京 ⇔ 大阪間の距離は約500km。フランスの国土は日本の約
   1.5倍です。10日〜2週間もあればフランスを十分に周遊出来ますよ〜。

   ちなみに、私は10日間でフランスを約半周した旅行で、フランス・セーバーパスの
   7日間パスを利用しました。実際には5日間のパスで十分だったとは思いますが、
   観光の時間や切符を購入する手間を考えれば十分にお得だったと思います。
   特にTGVは、パスのおかげで時間帯や料金を気にせずに予約が取れたので、
   かなり余裕を持った旅行が出来たと思います〜 ^^
   (TGVは時間帯や日付によってかなり料金が変わるので・・・)。

  レイルパスの使い方
   使い初める初日は、駅の窓口でチェック&スタンプの押印をしてもらいます(チェ
   ックは必ず使い始めの当日に行います
。前もってのチェックは不可)。窓口ではパ
   スの有効期限やパスポート番号などが記入されてスタンプが押されて返却されま
   す。初日のチェックさえ済ませば後は何もせずに列車に乗り込むだけでOK!
   但し、TGVは座席予約が必要なので、事前に窓口にて予約券の発行が必要。

   後は、レイルパスを利用する日付を当日に書き込んで使えばOKです。
   例えば、6月10日にレイルパスを利用してTGVに乗るのならば、パスの左下の
   記入欄の上側に「10」、下側に「06」と記入します。

     
      日付の記入はこんな感じ。

   日付を書くタイミングは列車に乗車してからでもいいですし、ペンなどを持っていな
   い場合には検札の時に書き込んでも問題ありません(未記入だと「書いて下さい」
   と言われるだけです)。私はいつも検札が来てから書こうとしていましたが、ほとん
   ど検札員の人が記入してくれました・・・ ^^)/
   ちなみに・・・、出来れば検札が来る前に記入しておくのが正しい方法です ^^
   記入は必ずボールペンなどの簡単には消えないもので記入して下さいね〜。



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